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おたのしみ

第3回「定式幕のことお話しますにゃん」

こらむ

2020.08.17

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

今日は歌舞伎の舞台にとって大切な、「定式幕(じょうしきまく)」についてお話しますにゃん。
歌舞伎の色!といえば、黒色・柿色・萌黄色(もえぎいろ。緑色のことだにゃ。)の3色!って思うみんにゃもいるとおもうにゃん♪

実はこの定式幕、とっても特別な意味があるんだにゃ!!
この幕は、江戸時代に幕府が認可した芝居小屋のみが使用することを許された、とても特別な幕なんだにゃ!
幕府が、「お芝居を上演してよいですよ」ときめた芝居小屋だけ、定式幕を使ってよいことになっていたんだにゃ!

そしてね、実は劇場のちがいなどによって色の並び順がちがうんだってにゃ。
歌舞伎座の定式幕の色は、左から、黒色・柿色・萌黄色(もえぎいろ)の並び順だけれど、
他の劇場や興行では色の並び方や使われる色味がすこしずつちがう時があるそうだにゃ。
ボクも歌舞伎座以外で歌舞伎を見る機会があったらチェックしてみようと思いますにゃん。

「定式(じょうしき)」というのは、「いつものきまった形」という意味があるんだってにゃ。
上下に開いたり閉まったりする緞帳(どんちょう)はさまざまな劇場で世界的に使われているけれど、
舞台の左右に、人の力で引かれる定式幕は歌舞伎ならではの幕なんだにゃ!

ちなみにこの定式幕を開けたり閉めたりたりする係は、大道具さんだにゃ!
大道具さんはいつもボクと仲良く遊んでくれるんだけど、みんにゃ大きくてとーっても力持ちさんなんだにゃ!
あんなに大きな幕を舞台の左から右に開けたり閉めたりするのだから、かっこいいにゃあ~。
幕が開く瞬間は、ドキドキわくわくしてとっても興奮するにゃん★