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おたのしみ

第24回「お化粧のおはなし。」

こらむ

2021.06.07

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

あのにゃ、最近とっても気になることがあってにゃ。
なんで歌舞伎の役者さんは顔を白く塗るんだろう?って不思議に思ったんだにゃん。
だから役者さんに聞いてみたにゃん♪

歌舞伎にはいろいろな特色があるけれど、中でもお化粧は「歌舞伎らしさ」を引き出すとっても大切なポイントで、お化粧のしかたによってさまざまな人物を表現するんだって。特に地肌の色がその人物の役柄をあらわすから、役者さんがどんなお化粧しているのかは注目ポイントなんだにゃ!
歌舞伎のお化粧といえば、やっぱり白粉(おしろい)を使ったお化粧!顔を真っ白に塗る、あのお化粧だにゃん。
ボクが教えてもらったところによると、歌舞伎では基本的に、白い顔の人は、善人や高貴な人、上流階級の人々の設定なのだそうだにゃ。それは、日本では昔から白は高貴な色として考えられていたからにゃんだって。色白が美人の条件なのも納得だにゃ~。
白粉で顔を一面白く塗ることから、「白塗り(しろぬり)」と言われているんだってにゃ。

今、白塗りの人は高貴な身分の人、という説明をしたけど、一方で、顔の色が茶色に近い肌色の人はどんな人を表現していると思うにゃん??
、、、正解は、侍や町人や悪人であることを表現しているんだってにゃ~!顔の色で全然ちがうんだにゃあ。
ちなみに白粉は、水で溶いて顔に塗っていくのが基本的な塗り方だにゃ。でも顔にそのまま塗ってもキレイに仕上がらないから、まずは顔に鬢付け(びんつけ)油を塗るんだってにゃ!そうすると白粉がきれいに顔につくんだって。

もうひとつのお化粧のポイント!それは「赤色」だにゃ!
口紅や頬紅のほかにも、目尻の部分に赤い色を塗るのだけれど、そのことを“目張り(めはり)”というそうだにゃ。顔のアクセントとして、赤色は歌舞伎のお化粧でよく使われるそうだにゃ!赤色を強くいれたり、ぼかして入れて妖艶に見せたり、お化粧ひとつでも奥が深いそうだにゃ~。
ボクも白粉にチャレンジしてみよう♪っと思ったけれど、ボクはもともとほっぺのところが白いんだけど、どうしたらよいのだろうにゃん?!