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おたのしみ

第28回「アツい夏に!夏芝居だにゃ」

こらむ

2021.08.02

ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

みにゃさん、暑中お見舞い申し上げますにゃん。
毎日暑いけれど、夏バテはしていないかにゃ?
ボクはちょっとお外をお散歩しすぎて疲れちゃったにゃ。ちゃんとお水を飲まないといけないにゃ。

暑くてたくさん汗をかくのはいやだけど、夏ならではの歌舞伎の楽しみ方をみんにゃにお伝えしようとおもいますにゃん!
それは、、、「夏芝居」!!
近年では8月の歌舞伎座で上演される「納涼歌舞伎」がとっても人気で、暑い盛りに歌舞伎座にご見物がたくさんいらしてくださっていますにゃん♪あ、ご見物というのは、観劇に来て下さるお客様のこといいますにゃん。

ちなみにこの「夏芝居」、はじまったのは江戸時代だそうだにゃ。
江戸時代に歌舞伎を上演していた芝居小屋は、もちろんクーラーもなくて今のように涼しい劇場とは大違い。そこで夏の間は主演を勤めるような人気の役者さんはお休みをとって、夏休み期間としていたそうだにゃ。もしくは「旅芝居」、いまでいう地方巡業や全国ツアーのようなものに出かけて行って、江戸の芝居小屋は無人になっていたそう。
そこで始められたのが若手の歌舞伎役者を中心にしたお芝居!手軽で安価、しかも涼味を呼ぶお芝居が上演され始めたということだにゃ!

夏芝居で上演されるお芝居は、お客様が暑さを忘れて楽しめるよう色々な演出方法が取り入れられているんだにゃ!
夏といえばおなじみのこわーーい怪談物でお客様をヒンヤリさせたり、すごいスピードで役が変わって衣裳やかつらも変わっちゃう”早替り”でお客様をアッと驚かせたり、宙乗りや本物の水を使った演出など、色々な工夫が取り入れられて夏を乗り越えていたそうだにゃ。
もちろん現代でもこれらの演出方法はお芝居に取り入れられていて、お客様は夏芝居を観て暑さをしのいでいるんだにゃん♪

ボクもこわ~いお芝居を観て、ヒンヤリ涼しい気分になろうかにゃん♪