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おたのしみ

第35回「シネマ歌舞伎 『熊谷陣屋』を紹介するにゃ!」

こらむ

2021.11.08

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

ボクは歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、「月イチ歌舞伎」のアンバサダーに就任して、みんにゃに歌舞伎の魅力をお伝えしていますにゃん!
毎月1週間ずつ、映画館でシネマ歌舞伎を上映している「月イチ歌舞伎」。
ボクは毎月1作品ずつシネマ歌舞伎をこらむで紹介いたしますにゃん♪

今回みにゃさんにご紹介するシネマ歌舞伎は、11月19日(金)~11月25日(木)まで上映が予定されている、シネマ歌舞伎の『熊谷陣屋』だにゃ!
歌舞伎の演目としてもとても有名な古典演目で、“時代物”と呼ばれる、日本の歴史を元に作られた大作だにゃ!

この物語の主人公、熊谷直実(くまがいなおざね)は一の谷の合戦で平敦盛を討ち取り、陣屋(じんや)に戻ってくるにゃん。陣屋っていうのは、陣地のことですにゃん。
直実は自分の妻である相模と、平敦盛のお母さんである藤の方に、敦盛が亡くなってしまったことを語りますにゃん。そして、この後行われる、敦盛の首の検分に備えるのだにゃん。首の検分というのは、本当にその人の首を取ったか、確認する作業のことだにゃ。ちなみに藤の方は、以前直実の妻である相模が仕えていた奥方なのですにゃ。直実たち夫婦にとっては大切な奥方の子供である敦盛が亡くなって、とても悲しい気持ちになるのにゃん。
やがて直実のご主人様の源義経が現れて、直実は首を差し出しますにゃん。、、、が!その首は何と!
直実の息子である小次郎の首だったのですにゃん…!!
実はにゃ、直実は敦盛を殺さないで救うために、同じ年齢のわが子を身替りにしたのですにゃん。。。
そのことが明らかになって、びっくり仰天して取り乱す妻の相模と藤の方を、直実は悲しみをこらえながら制するのにゃん…。
敦盛を救う務めを果たした直実は暇を願い、「十六年は一昔、夢だ夢だ」と、涙ながらにわが子の短い人生を嘆いて、世の無常を悟って、出家するのだにゃ。

忠義のためにわが子を犠牲にした武士の物語として、歌舞伎でも何回も再演が重ねられている演目がシネマ歌舞伎化された今回の作品。切なく感動する幕切れに、ボクも涙しましたにゃん。
初代吉右衛門の当たり役の一つであった熊谷直実を当代の中村吉右衛門が演じて、豪華俳優陣が出演した今回の映像は、歌舞伎座さよなら公演で上演された時のものですにゃん。
中村吉右衛門自らが、初代から受け継いだ渾身の舞台への想いを語るシネマ歌舞伎だけの特別映像と共に上映されますにゃん!!お見逃しなくにゃん♪

詳細はコチラをチェックしてみてにゃん