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おたのしみ

第37回「かぶきにゃんたろうの、セリフ辞典!その2だにゃ♪」

こらむ

2021.12.06

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!
大好きな歌舞伎のたのしさをみにゃさんにお伝えすべくがんばってるにゃん!

歌舞伎というと、みんにゃは何を思い浮かべるかにゃ?
かっこいい隈取かにゃ?華やかな衣裳かにゃ??
ボクは歌舞伎のことはぜーんぶ好きだけれど、特に好きなセリフについて今日はみんにゃにお話したいとおもいますにゃん♪
(ボクの得意技は、歌舞伎のセリフ回しなんだにゃ♪毎日練習してるのにゃん!)
昔の言葉はむずかしいところもあるけれど、ボクがわかりやすくご紹介するにゃん★

今回は、歌舞伎の中に出てくる、江戸の町人の役が言うセリフをご紹介!
いろんな演目の中から、ボクがセリフをピックアップしますにゃん。

それではひとつめ!
『そでねえ金はもらえねえ』   、、、そで、、にゃい??どういう意味だとおもいますにゃん?
このセリフが出てくるのは歌舞伎の人気演目、「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」通称「三人吉三」。
この『そでない』の意味は、「正当ではない」という意味なんだにゃ!「そうでない」という言葉が短縮言葉になって、「そでない」という言葉に変化していったそうだにゃ。
きちんと筋の通ったお金じゃないと、貰いたくないよ、という意味のセリフなんだにゃ~。

ではふたつめをご紹介しますにゃん。
『雨に降られて困るというから、おれが下駄まで買ってやって、ここまで一緒に入れて来たのは、この新三の達引だ!』
シネマ歌舞伎にもなっている、「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」という演目で、主人公の新三が言うセリフだにゃ。
みんにゃ、「達引」わかるにゃん?、、、“たてひき”って読みますにゃん。
達引とは、侠気つまりは、男気!!のことを示すそうだにゃ!
新三の男気で、ここまで一緒に連れてきてやったんだ!ということなんだにゃ♪

さて、次のセリフにまいりますにゃん♪
『今日ひってんで震えても、一晩うんと儲けて来りゃあ、一夜分限の大旦那!』
こちらも歌舞伎の人気演目、「天衣紛上野初花(てんにまごううえののはつはな)」で直次郎が恋人の三千歳(みちとせ)に向かっていうセリフだにゃ。
“ひってん”、、、って、なんだろにゃ??
実はこちら、「貧乏なこと」をさす言葉なんだにゃ!
一文無しで震えている様子が、「ヒッテンテレツク」という囃子音楽のリズムに合わせて踊る姿に似ているから、貧乏なことを“ひってん”と呼ぶようになったそうだにゃ。

今回は、歌舞伎の人気演目からセリフをみにゃさんにご紹介しましたにゃん★
予習してからお芝居を観ると、より一層セリフもわかって楽しそうだにゃん♪
ボクはもっとお勉強して色々な演目のこと、わかるようにがんばるにゃん~!