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おたのしみ

第43回「カチカチの髷がついたかつら発見!!」

こらむ

2022.02.28

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーのかぶきにゃんたろう!
大好きな歌舞伎のたのしさをみにゃさんにお伝えすべくがんばってるにゃん!

みんにゃは、かつらを結うお仕事をする方を“床山さん“と呼ぶことは知ってるにゃん?
かつらをきれいな形に結ったり、お芝居で使われたかつらのメンテナンスを担当する方たちのことを歌舞伎では“床山”と呼ぶのですにゃん。
この間床山さんが、ボクにお芝居で使うかつらを見せてくれたんだけどにゃ、、、
にゃんと!カッチカチのかつらがあったんだにゃ!!

ボクが見せてもらったのは、「生締(なまじめ)」という種類の髷(まげ)を結っているかつら!立役(男役を演じる役者さん)が頭にかけるかつらの種類ですにゃん。髷とは、頭頂部に結ばれた髪の毛の束のことで、お顔の両サイドの髪の毛の部分は鬢(びん)と呼ばれますにゃん。
ボクが見せてもらった「生締」、どうやって髷がカチカチにするのにゃん?!と床山さんに聞いたら、油を使って毛をカチカチに固めるそうだにゃ。見た目はテカテカに光っていて、触るとカッチカチなのにゃん!

この「生締」の形は、時代物と呼ばれる演目によく出てくる髷の代表格!歌舞伎の人気演目である『熊谷陣屋(くまがいじんや)』の熊谷や『助六』の主人公である助六など、主役級の大きな役に使われるそうだにゃ。このかつらを使う役は「生締物(なまじめもの)」とも呼ばれるんだってにゃ!
生締は色々な役のかつらとして登場するけれど、おなじ生締でも、役によって、髷の太さや、高さ、長さ、曲線の具合などが微妙に違うそうで、床山さんは役によって結い方を変えて毎回大切にかつらを作っているそうですにゃん。細かく分類されているからたくさん覚えることがあって作るのが大変だそうだけれど、それだけ大切に役が描かれている歌舞伎は、繊細で素敵だにゃあと思いましたにゃん。

歌舞伎が生まれた江戸時代は男性中心の世の中だったから、歌舞伎でも男性が主人公のお芝居がたくさん作られましたにゃん。それと同時に、立役の髪型もびっくりするほどたくさん作られたそうだにゃ!
みんにゃも歌舞伎を観るときは、ぜひかつらにも注目してお芝居を観てみてにゃん♪ボクもたくさんお勉強して、歌舞伎の世界をもっと知りたいと思いますにゃん★