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おたのしみ

第21回「『野田版 研辰の討たれ』を紹介するにゃ!」

こらむ

2021.04.26

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

にゃんと今回から1年間、歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、「月イチ歌舞伎」のアンバサダーに就任いたしましたにゃん!
毎月1週間ずつ(新作は3週間だにゃ)、映画館でシネマ歌舞伎を上映している「月イチ歌舞伎」。
ボクも毎月1作品ずつシネマ歌舞伎をこらむで紹介していくにゃん♪みんにゃ楽しみにしていてにゃん!

記念すべき1回目に紹介するシネマ歌舞伎は、5月14日(金)~21日(木)まで上映が予定されている、『野田版 研辰の討たれ』だにゃ!

『野田版 研辰の討たれ』は、木村錦花という作家さんが作った歌舞伎狂言の「研辰の討たれ」を、現代演劇界を代表する野田秀樹さんによってリニューアル!新しい視点で書き直し、演出したお芝居にゃ。だから「野田版」っていうんだにゃ。

ボクがあらすじをみにゃさんにお伝えしたいとおもいますにゃん!
みんにゃは赤穂浪士(あこうろうし)の討ち入りのお話は知っているかにゃ?今でも「忠臣蔵」と呼ばれて四十七士の討ち入りのお話は語り継がれているけれど、実際にこの事件が起こった江戸時代もビックニュースとして評判になったようだにゃ。赤穂浪士たちの討ち入りのニュースは、江戸から遠く離れた近江の国、粟津藩(あわづはん)にも伝えられて、剣術の道場でも大盛り上がり!けれど一人だけ、その中で赤穂浪士を馬鹿にする人物がいたんだにゃ。それがこの物語の主人公、研屋あがりで侍になった守山辰次だにゃ!もともと辰次は殿様や家老の刀を研ぐお仕事をしていたのだけど、認められて侍になったんだにゃ。
「仇討ちなんてばかばかしい、武士だとしても潔い死を望まない武士もいるはずだ!」と言う辰次を、家老の平井市郎右衛門(ひらいしろうえもん)が叱り付けて、侍をやめさせられそうになっちゃうんだにゃ!!すると現実的で抜け目ない辰次さん、すぐに態度を変えて剣術が得意な市郎右衛門に剣術を学びたいとゴマすりでご機嫌をとり始めますにゃん。仕方なく辰次に剣術を教えることになった市郎右衛門ですが、さすがプロ!すぐに辰次はコテンパンにやられてしまいますにゃん。悔しい辰次、仕返しをしなきゃ!と市郎右衛門を脅かす作戦にでると、なんと市郎右衛門が亡くなってしまうんだにゃ!これは大変!と辰次は逃げる!市郎右衛門の息子たちは仇討ちだ!と辰次を追いかける!!大騒ぎになりながら、お話はクライマックスへ!!!
辰次はいったい、どうなってしまうのでしょうにゃん♪続きは映画を観てからのお楽しみにゃん♪

お芝居の中で仇討ちがテーマになっている、「仇討ちもの」と呼ばれるジャンルの作品だけれど、
笑いあり涙ありのとてもエネルギッシュな作品だにゃ!
シネマ歌舞伎では、走り回る役者さんたちのアップやほとばしる汗まで見える映像が見どころ!歌舞伎座とはまた違った熱気がスクリーンを通して感じられる作品になっているので、ぜひみにゃさん劇場に足を運んでみてにゃん♪

詳細はコチラのHPをみてにゃん!