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おたのしみ

第77回「シネマ歌舞伎 『桜姫東文章 上の巻』を紹介するにゃ!」

こらむ

2024.06.03

ボクは歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、
「月イチ歌舞伎」のアンバサダーに就任して、みにゃさんに歌舞伎の魅力をお伝えしていますにゃん!
毎月映画館でシネマ歌舞伎を上映している「月イチ歌舞伎」。
ボクは上映されるシネマ歌舞伎をこらむで紹介いたしますにゃん♪

今回みにゃさんにご紹介するシネマ歌舞伎は、
6月14日(金)~20日(木)上映の『桜姫東文章 上の巻(さくらひめあずまぶんしょう じょうのまき)』だにゃ!

お話の始まりはこんな感じにゃん。
「僧 清玄は、稚児の少年 白菊丸と道ならぬ恋の果て心中を図るが、一人生き残ってしまう。
17年後、高僧となった清玄は桜姫と出会う。彼女は白菊丸の生まれ変わりなのか…。
一方、家宝の巻物「都鳥」を盗まれ御家没落のため出家を心に決めた桜姫には秘密があった。
かつて暗闇の中で自分を犯した男の子どもを秘かに産み落とし、今でも一夜の甘美な思い出として、その肌が忘れられずにいた。
ある日、腕に鐘の刺青のある男、権助とめぐり逢う。
権助こそ、桜姫の思う相手。再び権助に身を委ねる桜姫。しかしその密会が明るみになり…。」

シネマ歌舞伎イヤホンガイドアプリから解説の一部をご紹介!
物語の発端、清玄と白菊丸が心中を図る場面にゃん…
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紫のふくさに包んでたずさえているのは、しのぶ草と名付けた香箱。
香の箱と書くように 、仏事のお香を入れる小さな箱です 。
これを、ふたと箱にわけて、それぞれに名前を書きしるし、取り交わしているのです 。
つまり、清玄は、白菊と書かれた箱の方を 、 白菊丸は、清玄と書かれた蓋の方をたずさえている 。
互いの名前を、月明かりに照らし出します。
わたしたちの想いは来世も変わることはない、と言い交わして 、
しのぶ草の香箱の清玄は箱を 、白菊丸は蓋をたずさえて死におもむく。
このことが、物語の展開に大きくかかわってまいります。
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解説の通り、この香箱がこの後の清玄の行動に大きく影響する、物語の大事なキーアイテムなんだにゃん。
手の中に収まるほど小さいから、解説があるとどんなものかとってもよくわかるにゃあ~。ふむふむ。

こんな風に、知ればもっと面白くなる解説をたくさんしてくれる「シネマ歌舞伎イヤホンガイドアプリ」
ぜひ使ってみてにゃんっ!

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