第87回「シネマ歌舞伎 『野田版 鼠小僧』を紹介するにゃ!」
こらむ
2025.03.24

ボクは歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、
「月イチ歌舞伎」のアンバサダーに就任して、みにゃさんに歌舞伎の魅力をお伝えしていますにゃん!
毎月映画館でシネマ歌舞伎を上映している「月イチ歌舞伎」。
ボクは上映されるシネマ歌舞伎をこらむで紹介いたしますにゃん♪
今回みにゃさんにご紹介するシネマ歌舞伎は、
4月4日(金)~10日(木)上映の『野田版 鼠小僧』だにゃ。
お話の始まりはこんな感じにゃ。
「お正月の江戸の町では『鼠小僧』の芝居が大人気。
その見物客の中で、棺桶屋の三太(さんた)がずる賢く金稼ぎに励んでいます。
お金にしか興味のない三太は、実の兄が死んでも、遺産があると聞いて大はしゃぎ!
ところが、遺産は善人と評判の與吉(よきち)が相続することに!
兄の遺産を他人に渡すものか!と、画策する三太ですが…」
シネマ歌舞伎イヤホンガイドアプリから解説の一部をご紹介!
『鼠小僧』の芝居中、主人公の鼠小僧が瓦屋根の上で追手から逃げる場面にゃん。
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ドンドンドンと三回打たれる太鼓は、捕物の場面で演奏される、三つ太鼓。
鼠小僧は「盗はすれども非道せず」といういわゆる義賊。
押入る先は、金銀の有り余る大名屋敷ばかり。
盗んだ金を貧しい人々に施す、ヒーローとも言える盗賊です。
モデルとなった人物は、決して良い人ではなかったそうですが、鼠小僧の講談や歌舞伎は、江戸の人々に大人気でした。
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「捕物の場面で演奏される三つ太鼓」のように、歌舞伎にはたびたびお決まりの演出があるにゃ!
覚えておくと良いかもにゃ~ん!
また、野田秀樹さんが脚本・演出を務めたこの作品は2005年1月に公開された、シネマ歌舞伎第一弾なんだにゃ!
つまり今年はシネマ歌舞伎が20周年を迎えるアニバーサリーイヤーにゃ!
記念の年にふさわしい豪華なラインナップを上映予定にゃん♪
歌舞伎がもっと面白くなる「シネマ歌舞伎イヤホンガイドアプリ」ぜひ使ってみてにゃ!