第88回「新作歌舞伎 『狐花 葉不見冥府路行』を紹介するにゃ!」
こらむ
2025.04.21

ボクは歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、今日もみにゃさんに歌舞伎の魅力をお伝えしていますにゃん!
今回みにゃさんにご紹介するのは4月23日(水)にBlu-ray&DVDが発売になる、
『狐花 葉不見冥府路行』(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)だにゃ。
『狐花 葉不見冥府路行』は昨年8月に歌舞伎座で上演された、
ミステリー界の鬼才・京極夏彦さん作品の初の歌舞伎化として大きな話題を呼んだ新作歌舞伎ですにゃ。
作中では鮮やかな赤の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の花が物語のとっても大事なモチーフとして登場しお話しが進んでいき、
印象的な舞台音楽が真っ暗ななかに赤く浮かび上がる曼珠沙華のお花といっしょにみんにゃを妖しくも、
美しく哀しい物語の世界に誘ってくれますにゃ。
上演された時は劇場全体が幻想的な空気に包まれ、
お客さんたちは一瞬にして『狐花』の世界に引き込まれたんですにゃん。
お話の始まりはこんな感じにゃ。
「ある日、呪詛をお仕事としていた信田家当主の妻・美冬に恋した上月監物らが信田家の者をすべて亡き者にする悲しい事件が起こってしまう。
それから25年後、監物の娘雪乃、近江屋の娘登紀、辰巳屋の娘実祢、
そして上月家女中お葉の前に現れたのは彼岸花を染め抜いた小袖を着た謎の男・萩之介。
時を同じくして起こるいくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、
“憑き物落とし”を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が悪事の真相に迫っていき、
やがて明らかとなる真実とは・・・。」
江戸を舞台に幽霊事件の謎に迫っていく、ちょっと背筋のひんやりするミステリー。
ラストを知ると再び観返したくなる物語をぜひ心行くまで楽しんでほしいですにゃ!
Blu-ray&DVDならではの魅力もご紹介するにゃん。
まず映像特典には『狐花』の魅力をもっとたくさん知ることが出来る、
京極夏彦さん、松本幸四郎さんのスペシャルインタビューが収録されていますにゃ。
京極夏彦さんのインタビューは「狐花」が生まれた京極さんのお家の書斎で行われたから、
ファンの方は必見の内容ですにゃ!
ほかにも公演当時に販売されていた筋書の縮刷版が封入されてて、舞台をお楽しみいただいた方も、
観に行けなかった方にもおすすめの『狐花』の魅力余すところなく詰め込まれたスペシャルなセットなんですにゃ!
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