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おたのしみ

第8回「世話物ってなんだろう?」

こらむ

2020.10.26

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

今日は、歌舞伎のジャンルの1つである「世話物」についてお話するんだにゃ。
“せわもの”って読みますにゃ。

歌舞伎の劇は、武家の社会をストーリーにした「時代物(じだいもの)」と江戸時代の町の人たちの生活やその社会の出来事をストーリーにした「世話物」など、扱うテーマや時代によって分類されているんだにゃ!
今日は世話物というジャンルについて説明するんだにゃ。

世話物はさっきも書いたように江戸時代の町人たちの生活の様子を描いたものなので、江戸時代の歌舞伎のお客さんにとっては現代劇を観ていたということになるんだにゃ!
ボクたちがテレビで見ている、ホームドラマみたいなものかにゃあ。

登場する人たちは、江戸の町のどこにでもいる職人さんとか、長屋に住んでいる人たちが多いんだにゃ。お話によっては、実際に起きた事件がお芝居にされた場合もあるんだってにゃ!!
江戸時代の歌舞伎のお客さんにとっては、とっても身近な出来事や人たちがお芝居に登場するから、きっとおもしろかっただろうにゃあ~。

 

演技やせりふも日常会話に近いから、いまのお客様が観てもわかりやすいんだにゃ。
クスっと笑えるシーンがあったり、悲しいシーンがあったり、ひとの感情は江戸時代も今も、基本的には変わらないんだよ。