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おたのしみ

第10回「かつらは役を見分けるサインだにゃ!」

こらむ

2020.11.24

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

歌舞伎は江戸時代や室町時代など、いろいろな時代を舞台にした演目が多いので、歌舞伎役者さんは衣裳や髪形をその役ごとに変えて、お話の時代に合った姿で舞台に立つんだにゃ。そうした姿を「扮装(ふんそう)」と呼ぶんだけれど、その扮装の大きなポイントの1つが、今日お話する「かつら」だにゃ!

歌舞伎のかつらは、役ごとに細かな決まりがありますにゃ。全部合わせると1000種類くらいあるそうだにゃ!覚えるだけでちょっと大変だにゃ…

髪型は、役の年齢や身分、職業や、性格を表す役割もあるそうだにゃ。たとえば、前髪がある立役(たちやく、男の人の役だにゃ!)は若い青年、というサインなんだにゃ!
歌舞伎が好きになって沢山お芝居を観ると、かつらの形でどんな役なのかがわかるんだにゃ!!こうなったらお芝居みるの楽しくてしかたなくなるにゃんっ♪

歌舞伎のかつらは、1回作ったらずーっと使うのではなく、公演ごとに新しく作るんだにゃ。かつら師と呼ばれる専門の職人さんと、髪を結い上げる床山さんが分業でお仕事してるんだって。
役によってかつらの形は決まっているけど、演じる役者さんの家の芸風とか好みによってちょっとずつアレンジを加えるそうだにゃ。
演目と配役が決まったら、役者さんとかつら師さん、床山さんの打合せをしてかつらを作っていくんだそうだにゃ。かつら師さんが金属の土台の部分を作って、そこに毛を植え込む作業を担当。それを床山さんがが受け取って役の髪型に結い上げていきます。ヘアセットだにゃ!
それにしてもかつらの土台部分が金属だって、みんにゃ知ってたにゃん?重そうだにゃん~。