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おたのしみ

第13回「にゃんで劇場の中で叫んでる人がいるんだにゃ!?」

こらむ

2021.01.04

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

ボクが歌舞伎を初めて見たときに、いちばんびっくりしたことについて今日はお話しようと思うにゃん。
それはね、、、

「客席からなにか叫んでいるひとがいるにゃん?!?!」
ということだにゃん!!

役者さんがカッコよく見得を切ったり、お芝居の良いタイミングのときに「〇〇屋~!!」って客席の後ろの方から声がするんだにゃん!!
最初に聞いた時はびっくりしたにゃん~。だって、役者さん以外の人がお芝居の最中に叫ぶんだもの!

でもこれは、「大向う(おおむこう)」という、劇場全体を盛り上げる大切な役目があるかけ声なんだにゃ。
掛け声は、「〇〇屋!」という歌舞伎役者さんの屋号(やごう)や、「〇代目!」というその役者さんの代数が叫ばれることが多いにゃ。
サンリオピューロランドで上演されている「KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~」ではお客さんのみんにゃが“大向う”をしてキティ一座のメンバーを応援してくれてるにゃん♪

実はこのあいだ、なんで劇場で役者さんの屋号を叫ぶことを“大向う”って呼ぶんだろう?と思って、可愛がってくれる役者さんに質問してみましたにゃん。

答えはね、、、
江戸時代、声を掛ける人たちは芝居小屋の舞台から一番遠くに離れた「向こう側」の2階席にいたから、「大向う」と呼ばれるようになったそうだにゃ!すっごーい遠くから叫んでいたんだにゃあ。
現在の“大向う”さんたちは、3階や4階の席から声をかけるんだにゃ。
絶妙なタイミングで声をかけるのは、かっこいいよにゃあ~!