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おたのしみ

第18回「立役のかつらって、たくさん種類があるんだにゃ!」

こらむ

2021.03.15

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

この間、かつら屋さんがいるお部屋をのぞいたら、すっごいモフモフのかつらがあったんだにゃ!
見た目がフワフワで、もこもこ!このかつらは、「百日(ひゃくにち)」という名前のかつらなんだってにゃ。
名前の由来は、月代(さかやき:額から頭頂部にかけて剃り上げた部分のことで、男性の成人のしるしだにゃ)を百日も剃らなかったらこうなるのでは?!という状態を表したから、なんだってにゃ!
昔の人はおもしろいことを考えるにゃ~!
この百日というかつら、毛が爆発したようなパンクヘア!で、役の強さや、恐ろしさを表現しているそうだにゃ。

このように、かつらによって色々な名前が決められているそうだにゃ!
歌舞伎が生まれた江戸時代は男性中心の世の中だったから、歌舞伎のお話の中でも男の人が主人公の物語がたくさん作られたそうだにゃ。男の人の役のことを、立役(たちやく)というけれど、立役の髪型は驚くほど種類が多いんだって!その理由は、歌舞伎のお芝居に登場するたくさんの立役たちの性格や境遇をきめ細かく表現するために、どんどん多様化していったから、なんですにゃ。
かつらの形によって、どんな役の人かわかったり、その役がどのような生活をしている人なのかもわかるそうだにゃ!
江戸時代にはそんなにたくさんのヘアスタイルがあったんだにゃあ~!

ちなみに、一目見ただけだと似たような髪型に見えても、髷(まげ)の太さや形に微妙なバリエーションがあるとのこと!それぞれの役柄に応じてとってもきめ細かく作り分られているんだにゃん。さらに、髪につける油を調整してツヤツヤにしたり、風合いや髪の微妙な色味にまで細かく変化をつけているから、「役柄の数だけ髪の形がある」とも言われるそうだにゃ。

にゃんだかとっても奥が深いにゃん★