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おたのしみ

第25回「義太夫狂言ってなあに?」

こらむ

2021.06.21

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

今日は歌舞伎の中でも「義太夫狂言」と呼ばれれるジャンルについてお話するにゃん。
歌舞伎劇の様式にはいろいろな様式があるけれど、「義太夫狂言」という様式は、義太夫節を使って本来人形浄瑠璃として上演されたものが、やがて歌舞伎でも上演されるようになり、演出も歌舞伎ならではに工夫されて歌舞伎演目として定着したもののことだにゃん。

義太夫節は、三味線は太棹(ふとざお)と呼ばれる豊かな音量と低音が特徴の大型の三味線の演奏と、低音から高音まで幅広く使われる語りがセットで、ドラマティックで豊かな表現力や重厚感がポイントなんだにゃ。

その義太夫節をベースにお芝居が進行していくのが「義太夫狂言」ですにゃ。だからお芝居も重厚でドラマ性の高いものが多いのが特徴!「歌舞伎の三大名作」と呼ばれる『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』はまさにその代表格なんだにゃ!どれもボクの大好きな演目で、憧れの演目ですにゃん!

さっきもお話したけれど、義太夫狂言はもともと人形浄瑠璃として上演された演目ばかり!最初はお人形さんによる人形劇だったんだにゃあ~。歌舞伎で義太夫狂言が上演されるときは、人形浄瑠璃と同じように、上手の床(ゆか、右側の演奏する人が座る場所だにゃ。)に座った義太夫の太夫(たゆう)の語りと三味線奏者の演奏が物語を語っていきますにゃん。いわゆるナレーター的役割があって、とても重要な存在なんだにゃ。

ちなみに、歌舞伎で演奏される「義太夫節」とその演奏者のことを「竹本(たけもと)」と呼ぶこともあるんだにゃ。これは義太夫節を作った人が「竹本義太夫」さんという名前だったから、そう呼ばれているんだってにゃ!

ボクも義太夫節を語れるように、練習してみるにゃん♪