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おたのしみ

第26回「『籠釣瓶花街酔醒』を紹介するにゃ!」

こらむ

2021.07.06

みにゃさんこんにちはだにゃん!
ボク、歌舞伎にゃんバサダーの
かぶきにゃんたろう!

毎月1週間ずつ、映画館でシネマ歌舞伎を上映している「月イチ歌舞伎」。
歌舞伎にゃんバサダーのお役目を果たすべく、毎月1作品ずつシネマ歌舞伎をこらむで紹介していますにゃん♪

今回みにゃさんにご紹介するシネマ歌舞伎は、7月23日(金)~7月29日(木)まで上映が予定されている、『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』だにゃ!

上州佐野(いまの栃木県のあたりだにゃ)の絹商人であった佐野次郎左衛門と、下男(召使いという意味だにゃ)の治六は、江戸で商売をした帰りに、話の種にでもなるかと思って、桜が美しい吉原へやってきましたにゃん。初めて見る華やかな吉原の風情にびっくりしたふたり!キョロキョロと吉原を見物したあとは、念願の花魁道中も見て大満足!いよいよ帰ろうとするところへ、吉原で一番人気の花魁、八ツ橋さんご一行の道中と遭遇します。この世のものとは思えないほど美しい八ツ橋に次郎左衛門は一目惚れ!!魂を奪われてしまいますにゃん。

それから半年経ってから、田舎者だけど人柄も気前も良い次郎左衛門は、江戸に来る度に八ツ橋に会いに行き、どんどん親しい仲になっていきましたにゃん。
しかし八ツ橋には繁山栄之丞という親しい男の人がいたのですにゃん。。。次郎左衛門との親しい中を知った栄之丞は激怒!!八ツ橋に次郎左衛門と縁を切るように迫るのですにゃん…!
そんなことは何にも知らない次郎左衛門。八ツ橋を身請け(自分の奥さんとすることだにゃ)しようと同業の商人を連れて吉原へ上機嫌でやってきましたにゃん。ところが栄之丞に怒られた八ツ橋は、浮かぬ顔をして突然愛想づかし(縁を切ってくれということだにゃ)をします。突然素っ気なくされた次郎左衛門、恥をかかされ、うちひしがれて帰っていくのでありましたにゃん。。。

それから4ヶ月が過ぎて、次郎左衛門は再び吉原にやってきましたにゃん。何事もなかったかのようにわだかまりなく八ツ橋さんと会いますが… っと、この先は、月イチ歌舞伎を観てのおたのしみだにゃん!

なんといってもこの演目の見どころは、花魁八ツ橋の美しさですにゃん!ボクも最初に八ツ橋さんを舞台で見たときは、衝撃でしっぽがピンっ!てなりましたにゃん。
「そりゃあんまり袖なかろうぜ」から始まる、次郎左衛門の名セリフも必見の見どころ!「縁切りの場」の場面での八ツ橋の悲哀と次郎左衛門の有名なセリフが、このお芝居の醍醐味だにゃ。

今回の月イチ歌舞伎の映像は、十七代目中村勘三郎二十三回忌追善、歌舞伎座さよなら公演の舞台をシネマ歌舞伎化しているにゃん!豪華な俳優陣の顔合わせもシネマ歌舞伎だからこそ楽しめるポイント!
吉原一の花魁“八ツ橋”の美しい衣裳の細部まで映画館の大きなスクリーンで堪能してくださいにゃん。

ボクもたのしみに観に行きたいとおもいますにゃん♪